全てはお客様のために。太陽工機のトータルソリューション

お客様のニーズを徹底的に追求する

私たちが手掛けるのは、金属を1μm（マイクロメートル＝1/1000mm）の精度で加工する研削盤です。それは、航空機・自動車・建設機器・産業機械のエンジン部品やベアリング、ギアなどを製造する際に用いられる機械。いわば機械を生み出すためのマザーマシンです。設立以来、国内外の様々なメーカーから寄せられる多岐にわたるニーズに応えてきました。

提案からアフターサービスまで、切れ目なく対応

新潟県長岡市の緑豊かな丘陵地に立つ太陽工機本社工場は、1μmという高精度を追求するため、窓を無くし、二重のシャッターと大型エアコンで室内の温度を管理しています。一拠点で機械設計から電気設計・調達・機械組立・品質管理・検査まで一貫して行っており、スピーディかつ効率的な生産が可能です。また、それぞれの部門が緊密に連携をとることで、困難な課題や新規開発についても着実に成果を出しています。完成後のお客様立ち合いによる加工精度チェックまでをこの工場で行います。

出荷後は、機械をお客様の工場内に設置し、再度検査を行って試運転。つまり、お客様がスイッチを入れれば直ちに生産ができる状態で引き渡します。その後も、必要に応じてメンテナンスや改善まで切れ目なく対応し、お客様から信頼をいただいています。

今、世界規模で技術の革新、市場の変化が加速し、それらに対応すべく製造現場も変革の時期を迎えています。精度や品質への要求は厳しくなるばかりです。そういう時だからこそ、切れ目のないサポートでお客様の発展を支える存在でありたい――太陽工機はこれからも研削盤のリーディングカンパニーとしての使命と責任を持ち、ものづくりの進歩に貢献していきます。

太陽工機が生み出す『付加価値』

私たちが譲れないものはワンランク上の精度です。お客様の要望が真円度3μmであるなら、私たちは1μmを目指し、許容される誤差が±5μmなら、その1/2以内に収めたいと思っています。そして、私たちの強みは、生産の効率化・自動化・省力化につながるプラス・アルファの多様な提案です。

一度のチャッキング※1で複数の加工が同時にできる機械や、加工物の搬入と加工後の搬出を行う自動化装置を備えた機械を開発するなど、製造現場の作業効率化のために様々な付加価値を提供してきました。こうした姿勢は、お客様には投資を上回るメリットを生み出し、私たちには貴重な挑戦の機会となり、互いの成長につながります。開発にはもちろん多くの失敗がともない、なかなか成果が出ないこともありますが、失敗をクリアしてきた経験は、今、私たちの大きな財産となっています。太陽工機の35年は、徹底的なニーズの追求と数えきれないチャレンジで構築されているのです。

※1 チャッキング：専用治具をつかって加工対象物を工作機械に固定すること

プロフィール

※役職・内容は2020年9月取材当時のものです。